現代の儒学者・大場一央先生に学ぶ

二ヶ月間で、儒教の基礎を修める
短期集中講座

2026年7月・8月 開講 / @千住本氷川神社 & オンライン

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此の門を叩く、志ある皆様へ

西洋近代の枠組みが限界を迎え、情報が氾濫する現代において、私たちの「生きる軸」はどこにあるでしょうか。

本講座は、誰かが咀嚼した解説本で古典を消費するのではなく、原典そのものに泥臭くぶつかりたいと渇望する方のための場です。

多様な背景を持つ同志と交わりながら、私たちが物事を考える前提となる基盤を今いちど問い直すための特別な四日間です。

由緒ある社にて、「古典」に触れる

世に溢れる実務書や解説本で、真に「古典」を学んだと言えるでしょうか。
本講座では、儒学者・大場一央先生の導きのもと、曖昧な東洋思想の枠組みを解体し、
また西洋近代の知の在り方ともまた違う、我々の思考の根底を捉え直すべく、
「儒教」の精髄である『四書』の原典に直接触れます。

会場は、江戸の宿場町・北千住に鎮座する「千住本氷川神社」
静謐な空間で原典を素読し、問答を通じて、
その智慧を「平生日用の間」での実践へと昇華させます。
数百年前に日本の武士から庶民までが切磋琢磨した「私塾」の原風景を今、ここに甦らせます。

宿場町の歴史が息づく街で、さらに議論を

宿場町風景1 宿場町風景2

本講座では、初回(7月4日)と最終回(8月23日)の講義終了後、
先生を囲んで参加者での懇親会を開催いたします。
かつて日光街道・水戸街道が交差し、多くの旅人が行き交った千住宿。その情緒豊かな空間のなか、
一献傾けながら講義の熱気をそのままに先生と縦横に議論を深める――
これこそが「現代の私塾」の真の醍醐味です。
多様な出自を持つ志ある仲間が集い、言葉が交差し、思考が深化する、
学びの共同体に、ぜひご参加ください。

※懇親会へのご参加には、別途会費が必要となります。
それ以外の回でも有志での飲み会を行うことを想定しております。

【初めて学ぶ方へ】四書と著者の概説

各項目を選択すると詳細が開きます

『大学』 / 曾子
元々は『礼記』の一篇であり、儒教の学習者が最初に学ぶべき「自己修養から天下平定にいたるプロセス」を体系的に示した、組織論・政治哲学の入門書です。「三綱領」と「八条目」を柱とし、リーダーたる者が身につけるべき学問の目的(格物致知)を明示しています。
曾子:孔子の晩年の弟子であり、孔子の孫である子思(中庸の著者)に学問を伝えた人物です。孝行を重んじ、孔子の思想を後世へと伝承した「宗聖」として崇敬されています。
『論語』 / 孔子
【概要】儒教の開祖である孔子とその弟子たちとの問答や、孔子の言葉を克明に記録した、儒教において最も広く親しまれている経書です。日常の具体的な行いや人間関係のなかに宿る「仁」や、理想のリーダー像である「君子」のあり方を説いています。
孔子:春秋時代の中国の思想家であり、儒家の始祖。学問と倫理による統治を志しました。その死後、約四百年にもわたり弟子たちが記憶を持ち寄り、編纂したのが『論語』です。
『孟子』 / 孟子
【概要】孔子の思想を継承し、さらに発展させた逸話・問答の集成です。利益第一の力による支配(覇道)を厳しく批判し、人間の内なる善性を信じる「性善説」や、徳に基づく思いやりの政治を訴える「王道政治」を提唱しました。現代の組織倫理にも通じる強烈な実践論です。
孟子:中国戦国時代の思想家で「亜聖」と称されます。諸国を巡り、時の権力者たちに対して一歩も引かずに「王道」の倫理を説き続けた、強固な不動心を持った人物です。
『中庸』 / 子思
【概要】元々は『礼記』の一篇であり、儒学において伝統的な中心概念として尊重される「中庸」の徳について詳しい書物です。「中庸」とは単なる妥協の中間ではなく、その時々における過不足なき「最適解」を意味します。その恒常的な発揮の在り方について説かれています。
子思:孔子の孫であり、孟子の師に学問を伝えたとされる思想家です。祖父である孔子の思想の核心部分を哲学的に深め、儒家の道を極め、「述聖」として崇敬されています。
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全四日間の日程

ものの見かた、考えかた、そのものを捉え直す四日間

全体を通して

  • ・そもそも四書とは何か。成立した時代や背景。全体像について。
  • 現代日本において経書を学ぶことの意義
  • 西洋近代的知の枠組みとの対比と相違
第一回|7月4日(土)
大学

『大学』

法治と徳治から政治哲学を捉え直す。「三綱領」「八条目」から、「格物致知」を究明し、学問の基本が「物理」に至ることにあると明らかにします。個人や自由、資本主義・民主主義といった概念とは異なる、「人倫」と「万物一体」の王道について扱います。

第二回|7月26日(日)
論語

『論語』

『論語』が「君子」育成を目指した書であることに注目。生活の工夫が世界を変える有効な働きであり、「仁」は常に己にある。特定の主義主張に拠らず、失意のなかの平静と天命の自覚、そして「博文約礼」の実践を説きます。

第三回|8月9日(日)
孟子

『孟子』

功利(覇道)に対する「王道」。孔子との個人観の差異を紐解き、「四端」と「性善」、「放伐」と「革命」、そして「不動心」を詳説。「恒産無くして恒心無し」を通じ、国民の生活から立ち上がる人倫を保護する王道政治の在り方を指摘します。

第四回|8月23日(日)
中庸

『中庸』

単なる平均値をとったような「中間」ではない最適解の導き方。「誠」「天の道」「素行自得」を究めます。儒教があらゆる主義を超越して普遍の「道」に則り、個人の心(誠)を通じて宇宙を創造していくこと、我々の心こそが世界を変えていることを以て締め括ります。

当日の講義次第(二時間)

素読と講義

素読

大場先生が厳選された章句を全員で素読。
意味を頭で追う前に声に出し、古典特有の律動を身体へ直に馴染ませます。
その後、時代背景と内容の概説へと移ります。

詳細解説

講義風景

前に読み上げた章句から、大場先生が縦横無尽に解説を行います。
文字の表面的な理解を超え、歴史を超えた思想の本質を掴みます。

質疑応答

議論

疑問点の解消のみならず、自らの身近な例や実務に思想をどう活かすかを徹底的に問答。
更に理解を深めるとともに、その実践のあり方を共に探ります。

大場一央

大場 一央 (おおば かずお)

儒学者 ・早稲田大学非常勤講師

1979年、札幌市生まれ。早稲田大学教育学部教育学科教育学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学、明治大学、国士舘大学などで非常勤講師を務める。専門は王陽明研究を中心とする中国近世思想、水戸学研究を中心とする日本近世思想。著書に『心即理―王陽明前期思想の研究』、『武器としての「中国思想」』、『戦う江戸思想』、『未完の名宰相 松平定信』などがある。

開催詳細

開催日程 7月4日(土) / 7月26日(日) / 8月9日(日) / 8月23日(日)
※各回 2時間(15:00開演予定/開場14:45)
会場 千住本氷川神社
〒120-0034 東京都足立区千住3-22(北千住駅西口 徒歩5分)
https://maps.app.goo.gl/Xe5YVWrBeC5hB41r6?g_st=ic
 
受講お申し込み

【特別価格 適用】【早期割引期限】

2026年6月28日(日) まで

① 会場対面受講

千住本氷川神社の静謐な空気の中で、大場先生の講義を受講し、塾生同士の緊密な「問答」に参加します。

[6/28まで] 早期申し込み割引価格 定価 44,000円 29,800円 (税込)
塾生・サポーター・水戸合宿参加者様 定価 44,000円 【半額】22,000円 (税込)
【欠席でも安心】
「全四回のうち所用でどうしても現地へ参加できない日がある」という方へ。会場参加者の皆様も、後日全講義のアーカイブ動画をいつでも何度でも視聴可能な形でご提供いたします。復習用としてもご活用ください。
② 配信・録画受講

遠方にお住まいの方や、当日お越しになれない方向けです。ライブ配信での受講と、後日の録画配信で学びを深められます。ライブ参加の場合、質疑応答にもご参加いただけます。

[6/28まで早期] 
定価 33,000円 【半額】16,500円 (税込)
【配信について】
本コースは当日のライブ配信をご視聴いただき、配信中の質疑応答にもご参加可能です。ただし、当日の通信環境等により、画質・音質を完全には担保できない場合がございます。あらかじめご容赦ください。なお、講義後には別途録画した「アーカイブ動画」をご提供いたしますので、講義の中身はすべてご視聴いただけます。
短期連続集中講座にお申し込み
(会場対面受講 / 配信・録画受講)