2018.08.14
1990年8月、当時の「いか天」から始まったバンドブームの中でリリースされたヒット曲。2000年8月にはWhiteberryがカヴァーし、再度ヒットし、夏の定番曲となった。現代のSHISHAMOにも繋がる「素直女性ヴォーカル」を全面に押し出したスリーピースバンドが繰り出す疾走感ある2ビートが「祭り囃子」を連想させ、今では「太鼓の達人」の定番曲でもある。「さみゅー」や「May J.」など繰り返し様々なアーティストにカヴァーされ、祭りと和太鼓が身体に染み込んだ日本の庶民の心をとらえ続けている。
今週のテーマは「日本には今、『ポピュリズム肯定論』が必要です!」
「ポピュリズム」は日本では「大衆迎合主義」と訳されていて、大衆の人気取りに専心する政治家への侮蔑語となっている。しかしその元来の意味は「ピープル」つまり「人々」のための政治を行うということであって、それが悪いことであるはずはない。
いま欧米で台頭しているポピュリズムは、エリート政治家やビジネスマンが推進してきた「グローバル化」のせいで仕事を失った労働者が、怒りの声を挙げるという現象である。エリートたちが労働者に不利益と不自由を押し付けて、自分たちは大きな利益と自由を手にしている今のような世界では、「ポピュリズム」こそが肯定されるべきなのだ。
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