下記のとおり、国際シンポジウム「グローバル資本主義を超えてII——『EU体制の限界』と『緊縮日本の没落』」を開催いたします。
記
日 時: | 2018年10月13日(土)13:00-18:00(12:30受付開始) ※開始時刻を過ぎてもご入場いただけます。 |
場 所: |
京都大学 吉田キャンパス(京都市左京区吉田本町) |
テーマ: | 「EU体制の限界」と「緊縮日本の没落」 |
演題等: (敬称略) |
〔講演〕 13:00-13:30 「日本の緊縮運動と反緊縮運動〜グローバリズムをめぐる日本の局地戦〜」 ——藤井聡(京都大学大学院教授・内閣官房参与) 13:35-14:05 14:10-15:10 (休憩 20分) 15:30-16:00 16:05-16:35 〔対談〕 |
参加費: | 1,000円(学生無料) ※当日、会場にて申し受けます。 |
定 員: | 250名 |
申込み: | 下のフォームに必要事項を入力し、「確認画面へ」を押して下さい。 ※当日参加も可能ですが、定員もございますので、なるべく事前にお申込み下さいますようお願いいたします。 |
懇親会: | 終了後、懇親会の開催を予定しております。詳細は当日のご案内となりますが、1人5,000円、2時間、50名程度までの予定で、ご参加希望が多い場合は先着順とさせて頂きます。 |
主 催: | 京都大学レジリエンス実践ユニット 『表現者クライテリオン』編集部 |
〈開催趣旨〉
2013年に、フランスのエマニュエルトッド氏、イギリスのハジュン・チャン氏をお迎えして開催した「グローバル資本主義を超えて」の開催から5年(参考:グローバリズムが世界を滅ぼす)。グローバル資本主義ないしグローバリズムの限界は、当時各論者が指摘した方向で確実に、誰の目にも分かる形で露呈し始めている。
グローバリズムの象徴的存在であった「EU」の体制は今、深刻な移民問題や激しい格差・貧困問題をもたらし、英国の離脱(Brexit)を皮切りとして崩壊に向かいつつある。我が国においても、グローバリズムの蔓延を支える「小さな政府論」と過激な「緊縮行政」が国内のあらゆる領域を侵食し、停滞と衰退、そして絶望的な格差の拡大をもたらしつつある。
こうした、世界を覆う悲観的状況を乗り越えていくためには、各国の国民の幸福を尊重する「国民主義」(ナショナリズム)と、その協力を促進する「国際主義」(インターナショナリズム)の価値を改めて見直すことが重要な意味を持つ。本シンポジウムではそうした認識に立ち、今、フランスのEU離脱すなわち「Frexit」を提唱している、フランス経済財務省・財務上級監査官で、2017年フランス大統領選挙候補の一人でもあったフランソワ・アスリノ氏をお迎えし、EU体制の限界や緊縮日本の没落を俯瞰しつつ、如何にすればグローバリズム、グローバル資本主義に席巻された世界の政治・社会状況を打破しうるのかを論ずる。
〈本件に関するお問い合せ〉
『表現者クライテリオン』国際シンポジウム担当(メール)