「日本の借金」のウソが、日本を滅ぼします。

今週の一曲
黄金の月 by スガシカオ

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1997年にリリースされたスガシカオの2枚目のシングル。ゾッとする「ウソ」を描いた一曲。長く付き合っている間に、徐々に冷め切ってしまった男性、そのことを言いそびれている内に何となく結婚―――そして彼はこう歌う「君の願いと ぼくのウソをあわせて 6月の夜 永遠をちかうキスをしよう・・・ぼくの未来に 光などなくても」そして挙げ句に彼はこういう言葉を口にしてしまう「君のあしたが みにくくゆがんでも」。結婚できる喜びに満たされた六月の花嫁――しかし彼女の目の前にいる男は彼女の事を愛してなどいない。その花嫁の未来が醜く歪むことになることは、その六月の結婚式の日に約束されている――そんな、筆者が知る限り、最も「ゾッ」とするウソを歌い上げた一曲。

今週のテーマは「『日本の借金』のウソが、日本を滅ぼします。」。世の中にはさまざまなウソがあるが、その中でも最大のものが「国民1人あたり800万円」といった「国の借金」をめぐるウソ。あたかも国民が多大な負債を背負っているかのように語る言説に騙されてはならない。

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