2018.05.28
1973年にリリースされたエルトン・ジョンの代表作。大都会ロンドンの暮らしにおさらばして田舎に意気揚々と帰る。「きみのいうなりにはならないぞ、自分の道をいくんだ」、そう言いながらくだらない大都会暮らしに別れを告げ、自分の大好きなあの田舎に、「ようやっと帰れる」という心情がすがすがしく歌われる。「爺さんのいうこと」を聞かずに都会に出てきた自分の馬鹿さ加減を振り返りながら、ふくろうのいるあの森に帰ってがま蛙を追いかける――そんな田舎に胸を膨らませる。地方からの「Uターン」が「都落ち」や「負け犬」という気分によって阻害され続け、「東京一極集中」「過疎過密」がいつまでも終わらない日本――対照的に、これだけ意気揚々と田舎に「自分の道を行くため」に帰る歌が大きな国民的支持を得られる英国では、いつまでも美しい地方の田園風景が守られ続けられる。日本が「東京一極集中」を抜け出すきっかけを見いだすヒントとなる一曲。
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