保守放談●「石丸構文」とは何か―マウンティング精神のおぞましさ

啓文社(編集用)

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本日は8月16日発売、『表現者クライテリオン2024年9月号 [特集]指導者の条件』より、ミニコラム「保守放談」をお送りいたします。

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 都知事選の混乱以上に話題になったのは、無党派層や若年層を取り込んで一六五万票を獲得し、二位に食い込んだ広島県安芸高田市前市長の石丸伸二氏だろう。で、遅まきながら小欄も、その「雄姿」を確認するべくYouTube で彼のインタビューを見てみた。が、そこに映しだされたのは臆病なくせに、プライドだけは高い卑小な人間だった。
 インタビュアーに対して、冷笑と逆質問で返すやり方を、世間では「石丸構文」と言うらしいが、内田樹氏も指摘するように、あれは「相手より優位に立つ」ことを至上命題として生きて来た人間のルサンチマンを、つまり、マウンティング精神の醜さを示している。
 だとすればこの石丸氏、典型的なサド―マゾ体質(権威主義)の体現者だということになるが、そのような人間は、それが自分の劣等感を癒してくれる対象であるなら、いつでも「下」に立つこともできるだろう。事実、あの石丸氏が「下」を演じている人間は、あの橋下徹氏らしいのだ。類は友を呼ぶと言うべきだろうか。

※画像:内閣府地方創生推進室が公表した肖像写真(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E4%B8%B8%E4%BC%B8%E4%BA%8C

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