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思想・言論誌表現者クライテリオン

西部邁氏が創刊した『発言者』『表現者』の後継誌として、藤井聡・柴山桂太・浜崎洋介・川端祐一郎の編集体制で2018年2月より隔月刊で発行。
右翼とも反左翼とも異なる「真正保守」の立場で、人間と社会に関わるあらゆる問題を論じます。

第II期第2号(通巻79号) 2018年6月15日発売

特集

ナショナリズムとは何か

「右」と「左」を超えて

座談会

ナショナリズムとは何か

  • 施光恒九州大学大学院准教授
  • 藤井聡京都大学大学院教授
  • 柴山桂太京都大学大学院准教授
  • 浜崎洋介文芸批評家
  • 川端祐一郎京都大学大学院助教
目次

〔新連載〕

  • 記憶と忘却の政治学/佐藤一進(実践としての歴史叙述)
  • 北海道の分際/古川雄嗣(北海道、この見捨てられた台地)
  • 農は国の本なり 第1回(リレー連載)/鈴木宣弘
    ※概要版がこちらに転載されています。

〔特集〕

  • 座談会:ナショナリズムとは何か/施光恒&編集部
  • グローバル化の歪みはどこから生じるのか/施光恒
  • 「国」の意味が二重であることについて/前田英樹
  • ナショナルな境界線はいかなる規範的意義を有するか——人の移動とリベラル・ディストピア/白川俊介
  • ナショナリズムの現在——「国民」の消失をいかに押しとどめるか/黒宮一太
  • ナショナリズムと突然変異/佐藤健志(一言一会)
  • 「国士と国民」を巡るナショナリズム運動/藤井聡(国土と国民の現象学)
  • 恥辱と自尊/柴山桂太
  • 失われた「ナショナリズム」を求めて/浜崎洋介
  • 「理想国家をめぐる想念の履歴」としての憲法/川端祐一郎

〔連載〕

  • 「危機想定拒否」という危機/大石和久(「危機感のない日本」の危機)
  • 求道学舎再生/松原隆一郎(時が作る場所)
  • ドゴール思想と行動 partⅡ/伊藤貫(リアリスト外交の賢人たち)
  • ジャーナリズムは「水」であるべきだ/松林薫(逆張りのメディア論)
  • 天皇は「祈るだけ」でいいのか/磨井慎吾(軸なき時代のなかで——「表現者」論壇時評)
  • 地形がつくる日本の歴史/竹村公太郎
  • 緊縮財政国の政治経済の経済は停滞し、積極財政国の経済は繁栄する/島倉原(<世界>を変える一枚のグラフ)
  • 花と泰平の世——園芸文化と日本人 1/施光恒(やわらか日本文化論)
  • <自由>という大海を泳ぐ女たちの物語『セックス・アンド・ザ.シティー』/鈴木ふさ子(時の旅へのエッセイ ある街角から)
  • 政治の知的劣化ここに極まれり/野中郁次郎(危機と対峙する人間思考)
  • 保守主義者が自殺する条件/佐藤健志(だからこの国は宇宙のジョーク)
  • 保守主義のユートピア/柴山桂太(「常識」を考える)
  • 近代/日本を繋ぐもの―日本近代批評史試論 第2回/浜崎洋介
  • カリフォルニアン・イデオロギー/川端祐一郎(思想と科学の間で)
  • 編集長クライテリア日記/藤井聡

〔連載座談会 対米従属文学論 第1回〕
テーマ:なぜ、今、対米従属文学論なのか
批評作品:太宰治『トカトントン』、大岡昇平『生きている俘虜』
 
〔寄稿〕

  • サラリーマン記者が招く危機/田中皓介
  • クルマと地方都市について/毛利千佳志
  • 読者からの手紙

〔書評〕

  • ラッセルカーク著『保守主義の精神(上)』/岡崎祐貴
  • 仲正昌樹著『悪と全体主義』/堀内賢人
  • 樋口桂子著『日本人とリズム感』/篠崎奏平

〔特別寄稿〕

  • 信仰と盟約——四月五日以降の西部邁再論/富岡幸一郎

〔読者からの手紙〕

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