『表現者クライテリオン2019年11月号』が発売になりました。
特集は、「安倍晋三 この空虚な器」。
初めて、特定の政治家を対象とした批評をまとめた特集となりました。
何故、このような特集を組んだのか?
以下、藤井聡編集長の巻頭言です。
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2012年12月に始まった第二次安倍内閣は、戦後誰もなしえなかった長期政権を築き上げ、この11月には憲政史上最長の通算在任期間を達成する。日本国家の命運を握る存在が内閣総理大臣である以上、これだけの超長期政権を築いた宰相はあらゆる角度から「批評」を受ける責務を負う。
かくして本誌は、「政治家・安倍晋三」を改めて「危機と対峙する保守思想誌」の立場から「批評」する特集を企画した。
そして本特集がその「批評」の縁とするのが「安倍晋三・器論」だ。これは、「政治家・安倍晋三」は一つの「空疎な器」なのではないかという理論的な「仮説」だ。
その仮説は、第一にその「器」が様々な要素を飲み込むが故に、時に「大きい器」と見做され、各勢力からの高い支持を誇ると同時に、第二に、その「空疎」さ故に入れ込まれた相矛盾する諸要素が統合・総合されることなく併置され、結果、具体の政策展開が支離滅裂となり、国益が毀損していく――という理論仮説だ。
かくして「安倍晋三・器論」は、「デフレ脱却のためのアベノミクスを推進する」一方で「デフレ化を加速する消費税を二度引き上げる」という相矛盾する施策展開と、それにも拘わらず高い支持率を誇るという事実の双方を矛盾なく「説明」する。
果たして「安倍晋三・器論」は真実なのか―――本特集ではその検証を軸としつつ、我が国の命運を左右する「安倍晋三の器」を改めて問う。
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(編集部より)
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コメント
無知で無恥だとは思わなかったのですか?
国会での遣り取りを聴いてると、軽い神輿ほど担ぎやすいってのは見え見えではないですか。今頃になって矛盾だらけとは何処に眼をつけとんじゃ!