【藤井聡】[日本国民必見] 『南海トラフ地震は「今年」起こる!? 正しく恐れ正しく備える“強靱化のススメ”』 国民が絶対知るべき重大情報.是非,ご視聴下さい!

藤井 聡

藤井 聡 (表現者クライテリオン編集長・京都大学大学院教授)

こんにちは。京都大学の藤井聡です。

 

この度,東京ホンマもん教室https://s.mxtv.jp/variety/honmamon/)では,「南海トラフ地震」を取り上げました.そのタイトルは…

 

 『南海トラフ地震は「今年」起こる!?

正しく恐れ正しく備える“強靱化のススメ”』 

https://www.youtube.com/watch?v=tTnvjxvbaFQ

 

南トラ地震といえば,もちろん,今月の8日に起こった地震を契機に「注意」情報が発令され,大いに話題になったあの地震.

 

…が,僅か2週間余り前の事なのに,岸田不出馬からの総裁選やら,進次郎やらコバホークやら,果てはハリスやらトランプやらのニュースが相次ぎ,ほとんど「喉元過ぎれば熱さ忘れる」よろしく「風化」しつつあるのが現状.

 

誠に以て愚かしい話しですが,「風化」してしまうには「風化」してしまうだけの理由があるのです….

 

以下,詳しくは動画をご覧頂ければと思いますが,順を追って説明してみましょう.

 

そもそも,皆,あの「注意」情報で「えっ!?南トラ来るの?」という風に焦ったわけですが,そこで皆,随分と「あたふた」してしまったのです.

 

で.あたふたしてしまった人々がやっちゃったのは,例のコロナ騒動の時と同様,全く合理性のない,いろんな『自粛』だったのです.

 

ですがそもそも,その「注意」を出した政府は,国民に対して,「自粛して下さい」などと全く言っていないのです.政府は一貫して

 

「注意しながら通常の生活を行う」

 

ことを推奨し続けたのです.

 

ところが,国民はそういう政府メッセージを受け取らず,ひたすらあたふたし,「通常の生活」を自粛し始めてしまったのです.

 

これは全て超不条理な対応.なぜなら,「注意」が出てない時でも,それなりに結構地震リスクはあるわけで,「注意」の時だけ対応して,それ以外は何もしない…というのは,メッチャクチャに不条理なのです.

 

例えば,今年度中に南トラ地震が起こってしまう確率は,(チェンジ無しの)ポーカーでツーペアが出る程度の確率…もあるわけです.それなのに何もしないなんて,超不条理.

 

なのに,注意のあの一週間だけで地震が起こる確率は,ポーカーで(5枚配布時点いきなり)ストレートができあがっている程度の確率…でしかないのに,そのリスクのためにいろんな行動を自粛するなんて,超々不条理なのです!

 

しかも,この超々不条理な「一週間だけ自粛」行為をやってしまうと,折角,「注意」情報で「南トラやばい!ナントカしなきゃ!」という「気分」が一気に拡大したのに,その「気分」を,いろんな「自粛」に費やしてしまえば,その「気分」がどんどん小さくなってしまうのです.

 

いわばそういう「気分」というのは,ある種の心理学的な動機エネルギーであって,そういうエネルギーは,いろんなものに使っちゃうと(ガソリンがどんどん減っていくように)どんとん小さくなっていくのです…

 

これこそ,「注意」期間が終わった途端,皆が「南トラ」について殆ど何も気にしなくなった心理学的メカニズムです.

 

これは極めて愚かな話し.

 

せっかく「南トラやばい!ナントカしなきゃ!」という「気分」が拡大してるなら,その「ガソリン」を不条理な自粛などに費やすのではなく,もっと合理的な「対策」に費やすべきなのです!

 

だからこそ,この番組では,以上のメカニズムを解説した上で,政府は兎に角,合理的かつ大規模な南トラ対策=強靱化を進めるべきだ!と主張した訳です.

 

例えば.今のままでは,南トラで1400兆円以上の被害が出てしまうことが予期されているのですが,「38兆円」の国費を使って防潮堤をつくったり,命の道としての高速道路をつくったりすれば,その被害を約4割,500兆円以上も,その被害を激減させることができるのです.

 

かくして大規模な国費をつかって強靱化をすすめるべきなのですが,残念ながら岸田さんは,「財政規律があるから,強靱化には,大規模な予算は付けません」という方針を決めてしまっているわけです.

 

だからこそ,国民は,我が身を守るためには,南トラ対策よりも財政規律を優先する…というような岸田方針を「大転換」させる内閣を誕生させることが必要なのです.

 

ついては,まさに来月行われる予定となっている自民総裁選で選ばれる候補者が,岸田方針を継承するのか,転換させるのかが,南トラ対策を考える上で,最も重要なポイントとなっているわけです.

 

ちなみに今回のゲストは高橋洋一さんだったのですが,高橋さんのお話しは,南トラ地震対策のためにも,超重要な内容です.

 

言うまでも無く,「小石河」,つまり,小泉氏なり石破氏なり河野氏なりが積極的な財政を展開するような話は全く言っていませんし,「保守のホープ」とも言われる小林鷹之氏も結局は財務省ご出身の方で,多くの若手議員が所属していた「積極財政議連」に入ることすら回避し続けたような人物ですから,結局は,大規模に強靱化を進めることは期待できない,ということになります.

 

一方で積極的な強靱化が期待できる候補者は,少なくともこれまでの発言等を勘案すれば,高市早苗氏くらいしか見当たらないということになりますが…各候補者の今後のメッセージをしっかり注視して参りたいと思います.

 

…というようなことをガッツリ考えるためにも是非,

 

 『南海トラフ地震は「今年」起こる!?

正しく恐れ正しく備える“強靱化のススメ”』 

https://www.youtube.com/watch?v=tTnvjxvbaFQ

 

をご視聴いただきたいと思います.

是非とも,よろしくお願いします!

 

 

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