【藤井聡】なぜ,『石破茂という恥辱』という特集号を編纂するに至ったのか?

藤井 聡

藤井 聡 (表現者クライテリオン編集長・京都大学大学院教授)

こんにちは。京都大学の藤井聡です。

 

この度,当方編集長の言論誌『表現者クライテリオン』にて,

 

『石破茂という恥辱 ~日本的小児病の研究~』

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    定期購読:https://the-criterion.jp/subscription/

 

という特集号を刊行いたしました!

 

このタイトルを目にして「石破に対する酷い悪口だ」と眉をひそめる方もおられるものと思いますが,総理大臣の資質を徹底的に批評・批判するのは,仮初めにも民主的生体を採用する国家の国民の絶対的義務なのです.

 

その視点から本誌表現者クライテリオンでは安倍晋三氏,菅義偉氏,岸田文雄氏といった歴代総理大臣について,あくまでも日本の公益に貢献するということのみを企図し,俯瞰的視座から,「政治家」「総理大臣」として批評・批判を徹底的に加えて参りました.

 

歴代総理にはそれぞれ批判すべき諸点は様々にありましたが,彼らが総理であることそれ自体を「恥辱」と呼ぶ特集号を,公器たる言論史で編纂することはつゆ思い至ることはありませんでした.

 

しかし,嬉々として総理大臣に着任し,その椅子に連綿と固執し続けている石破茂という人物を一言で表現するとするなら,それは「恥辱」以外にあり得ない-――というのが,本誌編集部の共通の思いでした.

 

ついてはここではなぜ,筆者がこの度,「石破茂という恥辱」と題する特集号を編纂したのかを,改めて解説いたしたいと思います.

 

 

「石破茂」が自由民主党総裁となり,我が国総理となってから約半年が経過しました.

 

総理就任直後に彼が「国民に信を問う」「基準は与党過半数」という大義の下で天皇陛下の威光を借りて衆議院を解散し,総選挙に打って出たものの大敗し,与党は過半数を割り込みました.

 

すなわち「国民からの信」が得られなったのですがそれにも関わらず,陛下に誓った大義を反故にする形で総理続投を宣言し,少数与党のまま今日に至っているわけです.

 

しかも彼は彼総裁戦時に早期解散はしないと宣言しながら総理着任直後に解散を行い,憲法9条改正や日米地位協定の改正を主張し,自分が総理になれば尖閣に自衛隊を置くと啖呵を切っておきながら,総理になった今,それらの言葉全てを反故にし続けています.

 

それどころか,国会では「総裁選の政策通りやることない」とまで公式答弁しています.

 

こうした彼の言動不一致は,無論,彼の不誠実の現れと捉えることもできますが,それ以前に,彼の「各国首脳との接し方」「箸の持ち方」「握り飯の食べ方」等を踏まえれば,

 

「幼児性」

 

の現れであると解釈することの方が適切だという実態が見えてきます.

 

もとより現代という時代は,歴史学者ヨハン・ホイジンガが指摘するように文化的小児病(ピュエリリズム)に冒された時代です.

 

そしてこの度の「石破総理誕生」という事象は,その“病”が最も小児であってはならない筈の「総理大臣」の立場にある人物にまで及んでしまう程に,我が国の文化的小児病が重度に進行していることを意味しているのです….

 

日本国民としてこれ程までに恥ずかしい話はありません.

 

それは石破茂という人間が恥ずかしい人間だという話ではありません.

 

そんな人物を国家リーダーにしてしまう国なのだという事それ自身が我が国の恥なのであり,その意味において石破茂総理という存在それ自身が我が国の「恥辱」なのです….

 

本特集

 

『石破茂という恥辱 ~日本的小児病の研究~』

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は,そうした認識の下,石破茂がホイジンガが主張するところの文化的小児病に冒された政治家であることを様々な観点から明らかにすると同時に,そうした総理を産み出した“日本的小児病”の存在を明らかにし,その病の超克を目指さんとするものです.

 

是非とも一人でも多くの国民の皆様に本誌をお読み頂き,総理大臣という地位に就く石破茂という男の数々が所業の如何に恐るべき「幼稚」なものであるのかを,そしてその総理大臣の幼稚性故に,今日本は過去に類例を見ないほどの恐るべき危機に直面しているという実態を,そして,我が国が激動する世界史の荒波にもまれ,歴史の海の藻屑と化してしまう事を避けるためには,一日も早くこの政権の交代を実現する他無いのだという真実を,深くご認識いただきたいと思います.

 

是非,ご一読の程,お願い申し上げます.

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