こんにちは。
表現者クライテリオン編集長、京都大学の藤井聡です。
本日、表現者クライテリオンの最新刊
『トランプ時代の核武装論
~「核の傘」が無くなる.どうする日本?~』
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/B0F9DBFTKJ/
定期購読: https://the-criterion.jp/subscription/
の特集号が本日発売となりました!
今、世間では進次郎米や2万円給付等の話が喧しく論じられていますが、今最も大切な問題は内政においては「消費税減税」ですが、外交においては「核武装論」なのです。
そんな認識の下、最新号で「核武装論」の徹底特集する事にしたのですが、なぜそんな風に我々は考えたのかは、是非、下記の「特集趣意書」をご参照ください。
「唯一の被爆国」日本では戦後80年にわたって「核武装論」が延々とタブー視されてきた.
しかしその実態は,アメリカの「核の傘」が日本の安全保障の根幹を担い,知性ある国民は誰もがその実態を「ホンネ」では知っているというものであった. つまり我が国は恐るべき事に核を巡る欺瞞に満ちた「三文芝居」を国家も世論も論壇も巻き込んだ「総ぐるみ」で継続してきたのだ.
しかし「世界の警察」退役の意図を一切隠さぬトランプ大統領は,同盟各国に核の傘の提供取りやめを陰に陽に示唆し始めた.この米国の態度変化に対し,欧州では即座にフランスの核を基軸とした安保体制の再構築議論が始められ,韓国においても核装備論が喧しく論じられ始めた.
しかし我が国日本においてはそうした兆しは一向に見られない.
このままでは,ある日突然日本はアメリカが提供する核の傘を失い,中国,ロシア,北朝鮮,アメリカ(あるいは加えて韓国)という核保有国家に囲まれる状況に「丸裸」で放り出される事になる.そうなれば我が国は外交力をさらに失い,あらゆる外交交渉で苦汁を飲まされる事になるのは必至だ.そし最悪,実際に「核攻撃」を受けるという悪夢も十分に現実化し得ることとなる.
この状況下で,我が国日本は一体如何なる選択をなすべきなのだろうか――?
アメリカに常軌を逸した貢ぎ物を上納し続け核の傘を維持して貰う(無駄な)努力を重ねるのか,韓国の核武装を待ちあらゆる甚大なる外交的譲歩を前提に彼らの「核の傘」に入れて貰うことを薄甘く期待するのか,安倍元総理が言及していた「核シェアリング」実現を模索するのか,やはり自力での「核武装」を速やかに図るのか,それとも亡国リスクを度外視した上であらゆる思考を停止し無為無策を漫然と続けるのか―――?
ついては本誌ではこうした認識の下,現下の「トランプ時代」における世界中の核を巡る安保体制の激変を見据え,我が国に対する米国の「核の傘」が取り払われる日に備え,いまの日本がなすべき「選択」を徹底的かつ冷静冷徹に考えんとする特集を企画した次第である.
…
本誌ではこうした認識の下、核武装について賛成、反対の立場から論じてきた多様な論者の原稿、インタビュー、対談を一挙に掲載するものです。
軍事専門家であり日本核武装論者ではなに小泉悠氏による核武装論の基本理論構造を踏まえつつ、
代表的核武装論者である「伊藤貫」氏はなぜ、核武装が必要だと主張しているのか、
米軍の「エルドリッジ」氏はなぜ、核武装は「日本の責任」だと考えているのか、
フランスやドイツ、そして韓国における核武装論はどの様に展開しているのか…等など
を徹底的に論じます。
是非、クライテリオンの最新刊
『トランプ時代の核武装論
~「核の傘」が無くなる.どうする日本?~』
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/B0F9DBFTKJ/
定期購読: https://the-criterion.jp/subscription/
をご一読いただき、この機を通して核武装論を基礎から徹底的にご理解頂きたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします!
追伸:本特集「トランプ時代の核武装論」の「トランプ時代」の詳細については是非、下記の当方の最新著をご一読下さい!
『トランプ・ディールで日本復活!』
https://www.amazon.co.jp/dp/4591186210/
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