- 目次
【特集】
- パブリック・ディプロマシー/小原凡司×桒原響子×藤井聡 (座談会)
- 八方塞がりの韓国との付き合い方/呉善花(インタビュー)
- 敗北を招いた日本の対中平成外交――中国の地政学的な長期戦略を見抜け/遠藤誉
- 日米関係における今日の「沖縄問題」――普天間基地の辺野古移設をめぐって/ロバート・D・エルドリッヂ
- 再考すべき日本の島嶼防衛――迫り来る中国の脅威に備えて/山田吉彦
- エネルギー安全保障の要諦は「多様化」にあり/藤和彦
- 主権をめぐる現況/堀茂樹
- 戦後秩序の「大転換」――米中貿易戦争と日本(鳥兜)
- 外交交渉と言論――「丸山発言」をめぐって(鳥兜)
【新連載】
- 望ましい政治社会のヴィジョンを構想するために/白川俊介(「ポピュリズム」について考える)
- もののふの有り様/磯邉精僊(問ひ質したきことども)
【連載】
- 転落への転換点一九九五年から始まる日本の危機/大石久和(「危機感のない日本」の危機)
- 宮脇檀と「戸建て住宅の集合」/松原隆一郎(時がつくる場所)
- 対米従属文学論:高度成長後の風景(村上春樹『風の歌を聞け』、田中康夫『なんとなく、クリスタル』)/本誌編集部(座談会)
- ビスマルクの武断主義と避戦外交/伊藤貫(リアリスト外交の賢人たち)
「農政の農村離れ」を憂う/小田切徳美(農は国の本なり)
- 哀しいよな、日の丸ってやつは /佐藤健志(一言一会)
- 状況と寓話/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
- 中間集団の抵抗力/柴山桂太(「常識」を考える)
- 北海道は「植民地」のままでいいのか?/古川雄嗣(北海道、この見棄てられた大地)
- 地形を味方にした秀吉/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
- 向島百花園にみる江戸の活力/施光恒(やわらか日本文化論)
- 保田與重郎小論/浜崎洋介(近代/日本を繋ぐもの)
- 「多様性」が社会の活力を奪うという逆説/川端祐一郎(思想と科学の間で)
- 日本の新聞産業の特殊性/松林薫(逆張りのメディア論)
- 狂気の世紀末と大戦前夜/平坂純一(保守のフランス史)
- 何処でもない街/鈴木ふさ子(時の旅へのエッセイ ある街角から)
- 都構想 VS 二十三市連合構想/佐藤健志(だからこの世は宇宙のジョーク)
- 激動の時代、政治家は実践知を偉人の経験から学べ/野中郁次郎(危機と対峙する人間思考)
- 編集長クライテリア日記/藤井聡
【書評】
- 井口時男著『蓮田善明――戦争と文学』/浜崎洋介
- フォルカー・ヴァイス著『ドイツの新右翼』/岡﨑祐貴
- ダニ・ロドリック著『貿易戦争の政治経済学――資本主義を再構築する』/折田 唯
- マーク・フィッシャー 著『わが人生の幽霊たち――うつ病、憑依論、失われた未来』/篠崎奏平
【その他】