皆さん、こんにちは。
『表現者クライテリオン』事務局です。
今回の「今週の雑談122」は、柴山桂太先生をお迎えした対談の締めくくりとして、アメリカの圧倒的な消費欲求と基軸通貨ドルの支配構造、そして日本の社会科学が直面する危機について議論を深めます。
今回は、年間約2,100兆円もの個人消費を誇り、世界経済を牽引するアメリカ市場の凄まじい構造からスタート。借金してまで消費を続けるアメリカ人の行動様式と、それを支えるドルの「法外な特権(ドルを輸出して物を買う構造)」、そして過去200年かけてアングロサクソンが築いてきた世界通貨システムの強固さと限界を検証します。
さらに議論は、日米のインフレや金利動向、歴史上のニューディール政策の知られざる実態(ケインズとルーズベルトのすれ違い)、戦後日本や韓国の成長にみる統制経済のリアルへと展開。そして後半では、日本の「社会科学(政治学・経済学)の弱さ」や人文社会系への予算削減に対する危機感を露わにし、権力に与しない「批判的精神」と国家の自立に必要な知の自由について熱く語り合います。
【主な議論のポイント】
●アメリカの巨大消費とドルの「法外な特権」
・年間2,100兆円の消費規模/借金してでも買い続けるアメリカ人の謎
・ドルの「法外な特権」/ドルという通貨そのものを輸出する構造
・ユーロダラーと信用創造/200年かけて築かれたアングロサクソン通貨システム
・中国(人民元)による代替の難しさとグローバル金融の死角
●インフレの実態・金利・ニューディール政策の真実
・統計上の数字と生活実感の乖離(お米高騰など生活必需品への影響)
・トランプとFRBの攻防/若い世代の不満と政治の流動化
・ニューディール政策の誤解/ケインズとルーズベルトの噛み合わない対談
・戦時経済・統制経済の限界と、戦後日本・朴正煕時代の韓国が成功した理由
●日本の「社会科学の弱さ」と大学・学問の役割
・政治家や国民に提示できる政策の選択肢の少なさ
・大学の人文社会科学軽視と予算削減の問題点
・選択肢が限られた日本が国際社会で生き残るための知の戦略
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