本日は、表現者塾夏休み特別企画として開催される「水戸遊学合宿」のご案内をお届けいたします。早期申込み割引は本日(7/31)までとなっております。この機会をお見逃しなく!!
「保守思想」は、元々西洋において、近代合理主義による急進的な改革に対するカウンターとして生まれました。近代的価値そのものへの懐疑は、むしろ近代の本場である西洋においてこそ、徹底的に行われてきたのです。ゆえに『表現者クライテリオン』では、そうした西洋の思想的営為から多くを学び、議論を重ねてきました。
しかし、近代を懐疑したその先で、我々がわれわれ自身の言葉で語り出そうとするとき、はたして私たちは、どのような言葉を用い、どのような思想の根拠に立てばよいのでしょうか。現代日本においては、政治・経済・哲学など、あらゆる領域の議論が西洋由来の言語と価値観を前提に進められています。けれども、そのような枠組みの中に、私たちの自然な呼吸感や生活感覚が本当に映し出されていると言えるでしょうか。
そうした問題意識のもと、私たちは今夏、日本思想の源流をあらためて見つめ直すべく、「水戸遊学合宿」を企画いたしました。舞台となるのは、幕末維新の精神的支柱となった「水戸学」が育まれた地・水戸。水戸学は単なる一学派ではなく、江戸思想の核心を体現し、日本近世思想の集大成と呼ぶべき存在です。
本合宿では、陽明学・水戸学の第一人者である儒学者・大場一央先生を講師に迎え、歴史の現場を歩きながら、二日間にわたり日本思想を身体と知性の両面から“体得”します。
近代以降、日本の価値観はどこまで西洋に依存してきたのか。
近代以前の日本において、思想とはどのような言葉とともに存在していたのか。
そして、水戸学を入口として、江戸期に形成された日本思想の全体像とはどのようなものだったのか――。
思想を「現場」で感じ取り、同時代の仲間と語り合う、かけがえのない二日間。
日本の土壌に根差した言葉と思想を取り戻す旅へ、ぜひご参加ください。
【大場先生からのメッセージ】
優れた思想は普遍的な反面、思想家の生きた土地と深い関係を持っています。
史跡に依って思いを巡らし、山野を望んで香気を慕い、文字を追って心を重ねることは、とても贅沢で貴重な経験です。
中でも水戸学は、その名前からして、土地と強く結びついた思想ですから、その喜びは一層強くなります。
水戸はきっと、我々に懐かしい「日本」を思い出させてくれるでしょう。
皆様とそうした時間をご一緒できることを、とても楽しみにしております。
【開催概要】
【参加費】塾生/サポーターPremium限定・早期割引(7/31まで)
通常部屋: 89,000円 → 63,000円
大部屋(男性・大部屋限定): 84,000円 → 58,000円
宿泊別プラン:51,000円
※交通費・宿泊費(朝食付き)・宴会・昼食・拝観料・資料・講義料など すべて込み
【定 員】
30名(先着順)
※早期割引は7月31日(木)まで。お早めにお申し込みください!!
皆様のご参加をお待ちしております。
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