皆さん、こんにちは。
『表現者クライテリオン』事務局です。
今回の「今週の雑談119」は、前回に引き続き、大場一央先生を囲む懇親会の後半の模様をお届けします。参加者は大場一央先生、ご夫人、編集の近藤・藤井雄太です。
後半となる今回は、まさかの「ガンダム論・エヴァンゲリオン批評」からスタート。1970〜80年代の歴史認識や軍事タブー、責任回避的なオタク文化・「世界系」の危うさを切り出しつつ、アムロやシャアの「自我肥大」とセイラの自立を対比させながら現代人の精神像を浮き彫りにします。
さらに議論は、日々の家事や生活習慣に宿る「自立と修養の倫理」、そして古典を自らの言葉で解釈へと展開。儒教における「師友」という関係のあり方まで、酒席ならではの内容となっております。
【主な議論のポイント】
●ガンダム・エヴァと「オタク文化・世界系」批評
・20代にも広がる昭和アニメ・歌謡曲への回帰
・1970〜80年代の平和論調と軍事タブー/責任回避のメタ・匂わせ文化
・エヴァンゲリオンと「世界系」/個人と宇宙の間に消えた複雑な現実
・アムロ・シャアの母性求愛と「自我肥大」/セイラさんにみる自立精神
・言葉を超えた繋がり(ニュータイプ)への疑問と泥臭い対話の重要性
●日常の家事・生活習慣と「成人・自立」の倫理
・一人暮らしの掃除・洗濯・料理という「当たり前の反復と循環」
・日々の生活を維持すること=自己の成長と精神の安定
・自我を満足させる外的な有益さばかりを求める態度への警鐘
・松平定信「楽しと思ふが楽しの基なり」/日常に小さな新鮮さを見出す感性
●「自分の言葉で語る」学問と「私友」の思想
・論語解釈の変遷(朱子学・古義学等)と「自分の言葉で落とし込む」重要性
・例え話の秘密
・緻密な準備と柔軟な「余白」
・仏教の師弟観と、儒教における「師友」のあり方
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