思想・言論誌表現者クライテリオン

西部邁氏が創刊した『発言者』『表現者』の後継誌として、藤井聡・柴山桂太・浜崎洋介・川端祐一郎の編集体制で2018年2月より隔月刊で発行。
右翼とも反左翼とも異なる「真正保守」の立場で、人間と社会に関わるあらゆる問題を論じます。

改題第8号(通巻86号) 2019年8月16日発売

特集

特集1 MMTと日本――現代貨幣理論の真実

特集2 「第二次世界大戦」とは何だったのか

座談会

財務省から財政主権を取り戻せ!

MMT政治座談会

  • 竹内譲衆議院議員
  • 西田昌司参議院議員
  • 藤井聡京都大学大学院教授・表現者クライテリオン編集長
目次

特集1 MMTと日本――現代貨幣理論の真実
執筆者:竹内譲&西田昌司&藤井聡(座談会)、柴山桂太、青木泰樹、島倉原、鈴木正徳、ビル・ミッチェル、内藤敦之、岡本英男、池戸万作、田中孝太郎、佐藤健志

 
特集2 「第二次世界大戦」とは何だったのか
執筆者:長谷川三千子、野中郁次郎、柴山桂太、磯邉精僊、佐藤健志、富岡幸一郎、施光恒&編集部(座談会)

 

その他
新連載:思想の転換点――平成から令和へ/宮崎哲弥・松尾匡・中島岳志・藤井聡(座談会)
協同組合が生きる時代へ/中野剛志(連載 農は国の本なり) ほか

 

 


【特集1】MMTと日本――現代貨幣理論の真実

  • 財務省から財政主権を取り戻せ!(MMT政治座談会)/竹内譲・西田昌司・藤井聡【コチラで一部お読み頂けます
  • 国家が貨幣をつくる/柴山桂太
  • MMTと主流派経済学者の危機/青木泰樹
  • 「日本はMMTの実証例」のもう一つの意味/島倉原
  • 固定観念を払拭し、「本来あるべき政府の財政」を取り戻せ――翻訳者が読み解く『MMT 現代貨幣理論入門』/鈴木正徳
  • 日本の財務大臣、MMTに被害妄想を抱く/ビル・ミッチェル(中筋浩平訳)
  • 内生的貨幣供給論とは何か――現代の貨幣経済を読み解く/内藤敦之
  • 現代貨幣理論(MMT)の思想的源流/岡本英男
  • MMTとは「ロマン派経済学」である――ステファニー・ケルトン教授来日公演レポート/池戸万作
  • 貨幣観が変われば、歴史観も変わる――中野剛志『富国と強兵 地政経済学序説』を読む/田中孝太郎
  • 米上院のMMT非難決議案/佐藤健志(だからこの世は宇宙のジョーク)
     
     
    【特集2】「第二次世界大戦」とは何だったのか
  • 百年の欺瞞を暴け/長谷川三千子
  • 日本に戦略ありや?――作戦と戦略を取り違えてはいけない/野中郁次郎
  • 繰り返される悲劇/柴山桂太
  • 大衆の戦争としての二次大戦/磯邉精僊
  • 失われた政府への信用/佐藤健志(一言一会)
  • 戦後の言論空間――令和になっても「戦後」は終わらない/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
  • 「特攻文学」をめぐって――吉田満『戦艦大和ノ最期』・島尾敏雄『出発は遂に訪れず』/施光恒&編集部(対米従属文学論 鹿児島特別編)
     
     
    【新連載】
  • 思想の転換点――平成から令和へ:第1回(前半)ポストモダン/新自由主義から、暗黒啓蒙へ/宮崎哲弥・松尾匡・中島岳志・藤井聡

 
 
【連載】

  • 協同組合が生きる時代へ/中野剛志(農は国の本なり)
  • 国土学が解き明かすヨーロッパ人・中国人・日本人の謎/大石久和(「危機感のない日本」の危機)
  • 城下町の町づくり――「拡張開発型」から「整備再生型」へ/松原隆一郎(時がつくる場所)
  • 政治体制としての「デモクラシー」の存続のために――「ポピュリズム」について考える(2)/白川俊介(ナショナリズム再考)
  • 家康が関東で発見した宝――大油田と大穀倉地帯/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
  • 朝顔との親しさ/施 光恒(やわらか日本文化論――園芸文化と日本人)
  • ゴシップの力――「噂話」が心と社会を作り上げた/川端祐一郎(思想と科学の間で)
  • テレビが「新聞」になる日/松林 薫(逆張りのメディア論)
  • 終わらざるマキァヴェリアン・モーメント/佐藤一進(実践としての歴史叙述)
  • フランスの自死/平坂純一(保守のフランス史)
  • 天上の影が映る街――ニューヨークと私/鈴木ふさ子(時の旅へのエッセイ ある街角から)
  • 「ふるさと」をめぐる批評/浜崎洋介(近代/日本を繋ぐもの)
  • メディア出演瓦版/平坂純一
  • 編集長クライテリア日記(令和元年6月~7月)/藤井聡
     
     
    【書評】
  • 平山周吉著『江藤淳は甦える』/岡﨑祐貴
  • 岸田秀著『唯幻論始末記――わたしはなぜ唯幻論を唱えたのか』/篠崎奏平
  • 河西秀哉著『平成の天皇と戦後日本』/佐藤慶治
     
     
    【その他】
  • 地獄への扉を開く安倍内閣、それを看過する国民(鳥兜)
  • 日韓は「冷静な喧嘩」をやるべし(鳥兜)
  • 勝者なき参院選(保守放談)
  • 「吉本興業芸人・反社騒動」に見る日本の品性下劣ぶり(保守放談)
  • 消費税の「一時的減税」を認めよ(保守放談)
  • 読者からの手紙(投稿)【こちらでもお読み頂けます

特定商取引法に基づく表記