『表現者criterion』メールマガジン

【藤井聡】『表現者クライテリオン』が、装いも新たに再始動します!

From 藤井 聡(表現者criterion編集長・京都大学教授) 

みなさんこんにちは、
表現者クライテリオン編集長、京都大学の藤井聡です。

突然ですが、今週金曜日、6月15日に
「表現者クライテリオン」の最新号が出ます!
https://the-criterion.jp/

先日もご報告いたしましたが、
西部先生に「永訣」した前号で
(注:前号タイトル『西部邁 永訣の歌』)、
西部先生ゆかりの東京MXさんからの発行は終了し、
西部先生とはこれまで直接ご縁の無かった
「啓文社書房」さんから発行することとなりました。

ついては、今年二月の「表現者クライテリオン」創刊時と同様、
「アンシャンレジーム」(旧体制)からの脱却をさらに鮮明化すべく、
富岡幸一郎前編集長・現顧問からの全面的ご賛同を頂きながら、
雑誌のシンボルである「雑誌ロゴ」において
『表現者』の文字サイズを最小化し、
『クライテリオン』の文字サイズを最大化する格好で
「雑誌の顔」たる雑誌表紙を大きく刷新・リニューアル致しました。

そんな「リニューアル」をお感じいただくためにもまず、
表紙画像を一目、ご覧ください。
https://the-criterion.jp/wp/wp-content/uploads/2018/06/%E8%A1%A8%E7%8F%BE%E8%80%8579%E5%8F%B7%E8%A1%A81-560×800.jpg

・・・そしてこんな装いの中での、
新生「表現者クライテリオン」最初の特集は・・・・

「ナショナリズムとは何か? ~右と左を超えて~」
https://the-criterion.jp/backnumber/79_201807/

本特集は、これまでやたらと取り沙汰されていた
右や左といったイデオロギーを「超える」ことを
企図したもの。

その趣旨は、簡潔に言うなら次のようなものです。

『今の日本の危機と対峙するためには、
「ナショナリズム」が必要不可欠なのに、
左からは蛇蝎のごとく忌み嫌われ、
右からは神格化されて後生大事にされたりするから、
日本は全く、上手に「ナショナリズム」と付き合えていない。

そんな認識の下、
日本人が「ナショナリズム」と上手に付き合うには、
どうしたらいいのだろうか。

それを考えるためにも、そもそもナショナリズムとは何か、
から、徹底的に論じ尽してみよう。』

・・・というもの。

ついてはこんな視点から、
我々編集部に施光恒先生を加えた五名がまず、
日本にて、「ナショナリズム」について縦横に論じます。

そして、定期執筆者の皆さんからは、
それぞれの視点でナショナリズムを論じていただきまました。

しかも今回の「右と左を超えて」と題した本特集には、
フランス文学者で文芸・映画評論家の前田英樹先生や
政治哲学・倫理学がご専門の白川俊介先生にも、
「発言者」「表現者」初登場という形でご寄稿いただきました。

結果、これまで以上に、
議論の厚みと奥行きが広がったと、改めて感じています。

そんな議論の一端を簡単にご紹介しますと、例えば、
次のような「ナショナリズム」の本質に関わる数々の「言葉」を
紹介いたしました。

『(愛国心とは)自分では世界中でいちばんよいものだと信じるが他の人びとにまで押し付けようとは思わない、特定の場所と特定の生活様式に対する献身(である)」(ジョージオーウェル『ナショナリズム覚書き』より)

「君主が自らの領土を防衛するために用いる軍隊は自己の軍隊であるか、傭兵隊であるか、援軍であるか、あるいはこれらの混成軍である。このうち傭兵隊と援軍とは有害無益で、危険である。」(マキャベリ『君主論』より)

「本当の意味での国民経済とは何であろうか。それは、日本でいうと、この日本列島で生活している一億二千万人が、どうやって食べどうやって生きていくかという問題である。この一億二千万人は日本列島で生活するという運命から逃れることはできない。」(下村治『日本は悪くない 悪いのはアメリカだ』より)

いやぁ・・・どれもこれも、ホント、心に響く言葉です・・・。

こんな議論の全容にご関心の方は是非、本誌をご一読ください!
(ご購読は、こちらから→ https://the-criterion.jp/backnumber/79_201807/

・・・・

そして是非、皆さんにじっくりとお付き合いいただきたい
新しいシリーズ座談会が、今回から始まります。

編集委員の浜崎洋介さんプロデュース、

 「対米従属文学論」

です!

このシリーズ座談会は間違いなく、
戦後日本の「病理」を打ち破るポテンシャルを持つ特別企画と、
編集長として、強く確信しています。

このシリーズ座談会は、
今の日本人が、
何よりも徹底的に論じなければならないものである、にも拘わらず
戦後日本人が未だに「隠蔽」し続けている、
アメリカに対する奴隷根性を、
「文学」を手掛かりに縦横無尽に、徹底的に論ずるもの。

ただし、この座談会はもちろん、
「文学」にこれまで全く触れたことのなかった方々にも、
存分に楽しんでいただけるもの、となっています。

なぜなら何といっても浜崎さん以外の三人の編集委員は、
「文学畑」から言えば皆、「一般人」(笑)なのですから、
当然、その議論の内容も、一般の方目線のものだからです。

・・・この他にも、
新しいリレー連載『農は国の本なり』が、
農業経済の第一人者、東京大学の鈴木宣弘先生からスタートし、

政治学者の佐藤一進先生の『実践としての歴史叙述』
教育学者の古川雄嗣先生の『北海道、この見捨てられた台地』等の
新連載もはじまります。

いずれも、原稿拝見いたしますと、
「なるほどなぁ」と感じ入るものばかり。

もちろん、創刊号から始まった大石久和氏や松原隆一郎氏、
伊藤貫氏、竹村公太郎氏や佐藤健志氏等々・・・の連載原稿もいずれも、
普段、普通に暮らしているとついつい忘れがちな視点から、
気づきを与えていただけるものばかり。

装いも新たに再始動する『表現者クライテリオン』、
是非とも手にお取りいただき、
本メールマガジンでは伝えきれない
「クライテリオン」を巡る真剣かつ真摯な議論に
お触れ戴きたいと思います。

是非、よろしくお願いいたします!

追伸1:
「表現者クライテリオン」にご関心の皆様には是非、「定期購読」ください!
https://www.fujisan.co.jp/product/1281687591/

追伸2
新しい「啓文社書房」さんには、アマゾン等のインターネット販売を充実いただきました。これまでは、ネット上ではすぐに売り切れ・・・となっていましたが、今号からはそうした問題も解消する体制で臨みたいと思っております。是非、こちらからご購読ください!

アマゾン:
https://www.amazon.co.jp/dp/B07D4ZLFSN/

紀伊国屋:
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-04-4910074050787

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