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【藤井聡】建白書「令和八策」で政治の大転換を! ~「令和ピボット」の理論的支柱~

From 藤井 聡(表現者クライテリオン編集長・京都大学教授) 

こんにちは、表現者クライテリオン編集長、
京都大学の藤井聡です。

本日、表現者クライテリオンの最新刊が発売となりました!

今回の特集は、

「令和」への建白書
~新時代を切り拓く国家戦略の提言~
https://the-criterion.jp/backnumber/84_201905/

いよいよ、「令和」への御代代わり、となりますが、
そんなタイミングで本誌は、
前回号での「平成」を総括を踏まえた上で、
「令和」に対して
「建白」(公に向かって意見を申し立てること)
することと致した次第です。

(1)令和八策

今回の本誌の「建白」は二部構成となっています。

まず第一部は、
表現者クライテリオン編集部としてとりまとめた、

  建白書「令和八策」

です。

これは、これからの時代の未来を切り開くために、
令和日本が採用すべき「八大方針」を意味します。

その八つとは以下の八策。


 策一、「国民・国際主義」の復権
 策二、「反緊縮」の確立
 策三、「保護・連帯」の強化
 策四、「分産・協調」社会の構築
 策五、「統治性」の確立
 策六、「自律・独立」の確保
 策七、「勢力均衡」の探求
 第八、「文化伝統」の再確認

以下、この八策を簡潔に解説するなら・・・

まず、これからの政治は、
ナショナリズム(国民主義)をしっかりと打ち立てた上で、
諸外国とも積極的な交流を志す
国際主義(インターナショナリズム)
基本とすべきであり(第一)、

その上で政府は、
政府の活動レベルを抑制・抑圧し続ける「緊縮」から
「反緊縮」へと大きく舵を切る
ことが
不可欠である(第二)。

そうした前提の上で、政府は
国民生活や社会を「保護」する(=保護主義)と共に、
国民同士の様々な「連携」を奨励し(第三)、

東京一極集中を抜本的に是正し、
それぞれの地域をそれぞれに発展させて
「分産」体制を築き、その上で、
「協調」を図る国土、国家を目指すことが肝要だ(第四)。

そして、そんな諸政策の適切な展開のためにも、
地方においても中央においても
様々な要素を、切な優先順位の下で配慮しつつ、
「善」の実現を目指しつつ調整を図り続ける
「統治」(ガバナンス)の回復・確保もまた肝要だ(第五)。

こうした取り組みをあらゆる局面で展開できて始めて、
我々は地域の自律を手に入れる事に成功し、
それらを統合することで真の国家の独立
かなう―――(第六)。

こうした「国家の独立」の実現のために不可欠なのが、
大人の国家として求められる当たり前の「外交」だ。
そもそも外交とは、
「勢力」、すなわち「他を服従させようとする勢いと力」
同士のせめぎ合い
だ。
この世界の「常識」を踏まえるなら、
自ずと外交は「勢力均衡」(バランス・オブ・パワー)の確保
を目指すものとならざるを得ない(第七)。

そして、こうした政治を、
あくまでも「国民主義」の視点で展開していく上で、
何よりも求められるのは、
日本国民が日本国民としてのアイデンティティを
保ち続けることであることを忘れてはならない。
そのためにも、あらゆる展開の根幹に、
我々自身の「文化伝統」を繰り返し確認し続ける態度
が必要なのである(第八)。

(2)21本の「建白書」
―――以上が、本誌編集部による建白書・令和八策ですが、
本誌ではこれに加えて、
様々な分野における以下の21本の「建白書」を掲載しています。

〔皇室論〕皇統を守るために——現行憲法と皇室典範の改正を急げ/富岡幸一郎

〔移民政策〕日本を「外国人材」による多文化「モザイク構造」国家にしてはならない——それを未然に防止するための政策的対応を考える/室伏謙一         

〔日本国憲法論〕私たちの安易さの根源にあるもの——「無責任の体系」としての日本国憲法/浜崎洋介

〔経済財政政策〕日本再生のために、財務省の「設置法」を改定せよ/藤井聡

〔通商・産業政策〕日本型経済制度の保護・育成を/柴山桂太

〔農業政策〕食料を自給してこそ独立国家なり/鈴木宣弘

〔社会保障政策〕国民の紐帯の基盤としての社会保障政策——高齢者と若者の分断を超えて/村上正泰

〔環境政策〕生物資源国としての環境政策/辻和希

〔国土政策〕新しい御代における国土政策の思想/大石久和

〔都市地域政策〕地方都市はいかに再生すべきか/松原隆一郎

〔中小企業政策〕新時代の「中小企業支援のあり方」——伝統産業・地場産業の支援によって地元経済の活性化を/小野善生

〔北海道政策〕北海道にリニア新幹線を——今度こそ、北海道を見棄てるな/古川雄嗣

〔東京一極集中緩和策〕新時代にふさわしい「定住型社会」の構想を/川端祐一郎

〔統治機構論〕統治機構改革を論ずるなら、占領政策を総括すべし/西田昌司

〔ジャーナリズム論〕新聞はゲーム会社を買収せよ——「ジャーナリズム精神」が衰退の元凶だ/松林薫

〔沖縄政策〕新たな御代における「沖縄のあるべき姿」——沖縄の基地問題/藤原昌樹

〔国防論〕きけ さきもりのこえ/礒邉精僊

〔エネルギー政策〕エネルギー自立国家に向けて/竹村公太郎

〔外交政策〕囚人国家の「護憲ごっこ」「親米ごっこ」「国粋ごっこ」/伊藤貫

〔日本文化論〕日本文化の発展のために——「クールジャパン」政策の批判的検討を通じて/施光恒

〔一言一会〕手違いで繁栄した戦後日本/佐藤健志

これら建白書はいずれも、
先に指摘した、編集部による建白書の草稿を提示しつつ、
各執筆者の視点からの自由闊達な「建白」を依頼し、
執筆頂いたものです。

いずれの建白も、政府、国会を含めた
あらゆる国民にしっかりと
受け止めて頂きたいものばかり。

そしてこれらの建白は、驚くほどに
「令和八策」と調和しているものばかりです。

その意味において、これら各々の建白書は、
令和八策を大方針とする各論として
位置づけられるものと言うこともできそうです。

本誌は、多くの国民に、
これからの公的判断、政治判断において、
この「建白書」を、大いに活用頂くことを
心から祈念しています。

ついては、
激しい停滞と衰退を導いた平成政治から決別し、
新しい令和の日本を作り上げていくためにも、
是非、本誌最新号『「令和」への建白書』
しっかりとお読みいただきますこと、
心よりお願い申し上げます。

何卒、よろしくお願いいたします。

追伸1:
今、本誌編集部の柴山・浜崎・川端の各編集委員と筆者も「呼びかけ人」となる格好で、本誌の建白書で論じた方向へ、日本の政治を大きく「転換」(ピボット)するための、国民運動、「令和の政策ピボット」運動を大きく展開しています。是非、国民各位も、下記より、ご賛同いただきたく存じます。
https://reiwapivot.jp/

追伸2:
全国各地で開催しています「クライテリオン・シンポジウム」、この度ついに、施先生をお迎えしつつ、九州で開催することが決まりました!是非、ご参加ください!
https://the-criterion.jp/fukuoka_symposium_2019/

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コメント

  1. 拓三 より:

    まったく ! せっかくこのジャップ.Comどもを諦めて頭から消し去ろうと思っていたのに !

    いち低俗日本国民(己の事)ですら精神もたん !
    コイツら頭打たな解らんよ ! 属国の現状で頭打ったら死ぬ(消滅)けど….

    ならば ! 国民国家を目指す国民に一言 !

        「国民全員がシロアリになれ ! そして他国のシロアリの侵入を防げ !」

                      で御座います。

    あっ、そういえば国民をシロアリ駆除と言っている「ど文系数学者」がいたような…..国民国家を本質から理解出来ていないのかな ? これが理解出来ないと経済も理解出来ないよ?w でもこの人、そもそも国民国家目指してないし、グローバル社会が主で国民国家はそれに合わせるもの、いわゆる進歩主義やし、まっ、しゃあないか。でも楽やな。ど文系数学って。一番肝心な答えを国民に押し付けるんやからw 数学って本質を理解するための学問やろうに本質が進歩ってwww

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