今年も昨年、一昨年に引き続き、早稲田大学の保守系政治サークル、国策研究会主催で『表現者クライテリオン』関係の先生方をお呼びしての講演会が開催されます。
以下に開催概要を紹介いたします。
楯の会五期生・村田春樹先生が語るのは──
三島と共に憲法改正と自衛隊の決起を訴え、若くして散った早稲田の先輩、森田必勝烈士の素顔。
後輩として、そして同志として見た森田烈士の姿を、今、語り継ぎます。
三島由紀夫の「行動する思想」の奥には、陽明学が息づいていたと言われています。
文芸批評家・京都大学特定准教授の浜崎洋介先生、
儒学者・国策研究会元幹事長の大場一央先生、
千葉県議・早大雄弁会元幹事長の折本龍則先生に
文学・哲学・政治の視点から、語っていただきます。
鼎談の後半では──
戦後八十年のいま、
三島が叫んだ「対米従属からの脱却」「憲法改正」「自衛隊の国軍化」などを私たちはどう受け止めるべきか。
三島の言葉から、現代の日本へと投げかけられる問いに、正面から向き合います。
55年前、三島は市ヶ谷のバルコニーに起ち、「檄」でこのように訴えました。
われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見ていなければならなかった。
そして、『果たし得ていない約束』でこう予言しました。
このまま行つたら「日本」はなくなつてしまうのではないかといふ感を日ましに深くする。日本はなくなつて、その代はりに、無機的な、からつぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであらう。
この言葉は、いまの私たちにどのように響くでしょうか。
文学と思想と政治を横断し、論じます。
皆様のお越しをお待ちしております。
日時:11月10日(月)17:00〜20:00(※開場16:30・途中入退室自由)
会場:早稲田大学大隈講堂大講堂(〒169-0071 東京都新宿区戸塚町1−104)
参加費:無料(カンパ歓迎)・一般公開
※学生に限らず、どなたでも無料でご参加いただけます。
予約優先(当日参加も可)
※前方の席を「予約優先」として事前に確保させていただきます。ご予約のない方も、飛び入り参加可能ですので、当日直接お越しいただいても構いません。事前質問も受け付けております。
村田春樹(むらた はるき)
作家。早大在学中に楯の会5期生として三島由紀夫に直接学んだ経験を持つ。著書や講演を通じて、三島の思想と行動を現代に伝える活動を展開。
浜崎洋介(はまさき ようすけ)
文芸批評家。京都大学特定准教授。『表現者クライテリオン』編集委員。著書に『三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』など。
大場一央(おおば かずお)
儒学者。元国策研究会幹事長。早稲田大学非常勤講師。専門は水戸学・陽明学。著書に『武器としての「中国思想」』、『戦う江戸思想』など。
折本龍則(おりもと たつのり)
千葉県議会議員。元早稲田大学雄弁会幹事長。『維新と興亜』発行人。崎門学研究会代表。著者に『崎門学と『保建大記』』など。
お問い合わせは、主催団体である国策研究会のメール(kokusakuken.waseda@gmail.com )までお送りください。
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