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3年ぶりに関西でシンポジウムを開催!
「革新」の標語が力を強める関西において、本当の保守主義をどのように実践していくべきか、『表現者クライテリオン』編集委員が徹底議論!
第一部では5月31日に発売となる『絶望の果ての戦後論』の刊行を記念して、対米従属の下われわれが失ってきた「価値感情」を確認しつつ、明らかにアメリカ一極構造から多極構造に移りゆく世界で日本はどのように自立し、またどのように「日本的価値」を立て得るのか議論します。
第二部では、関西という伝統的な土壌に何故革新的な思想が跋扈するのか、関西ローカルの特殊性を精神解剖するとともに、関西から新たな基軸の保守を打ち立てる可能性を検討します。また、そのために市民一人一人に求められる保守的な態度とはどのようなものなのか、生活空間での実践について考えます。
日頃、関西で『表現者クライテリオン』の言論にご関心をお持ちいただいている方々とお会いし、共に議論する機会としたいと思います。
皆さま、ぜひご参加ください!
関西は今、政治空間、生活空間ともに基盤が揺るがされ「液状化」が進んでいる。 公権力による公共機能の削減、思いつきと自己責任を振りかざすばかりの感染症対策により、大阪は人口当たりの新型コロナ死者数が全国最大となった。 また、目下進行中のカジノ施設建設と抱き合わせた万博建設計画は軟弱地盤の上での無謀な構想であり、 腐敗し液状化した精神土壌の上に科学とヒューマニズムの進歩という軽薄なスローガンを乗せるという、まさに戦後の日本人を象徴的に模した計画である。
なぜ日本の伝統の色濃いこの関西で、改革主義が広がるのか。 戦後日本人の精神史を振り返りつつ、強靭なる精神基盤の再興をここ関西から図るべくシンポジウムを企画した。
藤井聡京都大学大学院教授、表現者クライテリオン編集長
柴山桂太京都大学大学院准教授、表現者クライテリオン編集委員
浜崎洋介文芸批評家、京都大学大学院特定准教授、表現者クライテリオン編集委員
川端祐一郎京都大学大学院准教授、表現者クライテリオン編集委員
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