みなさんこんにちは、
表現者クライテリオン編集長、
京都大学の藤井聡です。
ここ一月あれこれと編集して参りました
クライテリオンの最新刊の特集は、
『安倍晋三 この空虚な器』
https://the-criterion.jp/backnumber/87_201911/
その趣旨は、次のようなものです。
『二〇一二年十二月に始まった第二次安倍内閣は、戦後誰もなしえなかった長期政権を築き上げ、この十一月には憲政史上最長の通算在任期間を達成する。日本国家の命運を握る存在が内閣総理大臣である以上、これだけの超長期政権を築いた宰相はあらゆる角度から「批評」を受ける責務を負う。
かくして本誌は、「政治家・安倍晋三」を改めて「危機と対峙する保守思想誌」の立場から「批評」する特集を企画した。
そして本特集がその「批評」の縁とするのが「安倍晋三・器論」だ。これは、「政治家・安倍晋三」は一つの「空疎な器」なのではないかという理論的な「仮説」だ。その仮説は、第一にその「器」が様々な要素を飲み込むが故に、時に「大きい器」と見做され、各勢力からの高い支持を誇ると同時に、第二に、その「空疎」さ故に入れ込まれた相矛盾する諸要素が統合・総合されることなく併置され、結果、具体の政策展開が支離滅裂となり、国益が毀損していく――という理論仮説だ。
かくして「安倍晋三・器論」は、「デフレ脱却のためのアベノミクスを推進する」一方で「デフレ化を加速する消費税を二度引き上げる」という相矛盾する施策展開と、それにも拘わらず高い支持率を誇るという事実の双方を矛盾なく「説明」する。
果たして「安倍晋三・器論」は真実なのか―――本特集ではその検証を軸としつつ、我が国の命運を左右する「安倍晋三の器」を改めて問う。』
「安倍批判」は、
(無論例外はありますが)
これまで主として左翼系のメディアばかりが
目立ってきた一方、
保守系メディアは
徹底的に擁護し、
褒めそやす特集ばかりを組んできました。
これは要するに、
左翼系はホシュの安倍晋三氏が
「嫌い」だから批判し、
保守系はホシュの安倍晋三氏が
「好き」だから擁護する、
という構図があったからだと言わざるを得ません。
ですが、本来あるべき批評というものは、
好き嫌いとは全く次元を異にすべきもの。
好きなであろうが仲間であろうが、
成すべきことを成していないなら、
徹底的に批判されるべきだし、
嫌いであろうが敵であろうが、
その人物が立派に振る舞っているのなら、
徹底的に高く評価されるべきです。
とりわけその対象が
「内閣総理大臣」という
超要職についている人物である場合には、
なおさらです。
ついては本誌では、
そうした好き嫌い、敵仲間の別に基づく批評と
一線を画すことを企図した次第です。
それによって始めて、
安倍晋三氏に対する適切な評価が、
読者、ひいては国民において可能となると、
期待したからです。
とりわけ、「自分の仲間だから」というだけの理由で、
あるいは、韓国や朝日を批判する
「反サヨク」の態度があるからというだけの理由で、
安倍晋三氏を肯定的に評価している方がおられましたら、
これを機に是非、
安倍晋三氏に対する「適切な認識」を
改めて形成いただきたいと考えています。
実を言いますと、安倍晋三氏に対する認識において
「反サヨクのポーズをとる」
という一点に重大な意味があるのではないかという議論が、
本誌特集では様々に論じられています。
いわば、
長らくサヨクに牛耳られてきた戦後日本の言論空間にて、
サヨクに対する深い恨みつらみを抱き続けた保守の方々は、
総理大臣に「反サヨク」のポーズを少しでも見せられるだけで、
まるで子犬のようになついてしまう―――
という哀しき構図があるのではないか、という次第です。
・・・
とにかく、一国の総理に対する正確な認識の形成は、
国運を左右します。
是非、一人でも多くの国民に、
本誌をしっかりとお読みいただきたいと、
編集長として強く願っています。
皆様のみならず、
皆様の周りの方にも是非、
おすすめいただきたい一冊です。
何卒、よろしくお願いいたします。
追伸1:ご関心の方は、こちらからご購読ください!(定期購読の場合は一割引きとなります)。
https://the-criterion.jp/subscription/
追伸2:最新号「安倍晋三・この空虚な器」の内容は、こちらをご参照ください!
https://the-criterion.jp/backnumber/87_201911/
追伸3:
「クライテリオンスペシャル」として、チャンネル桜にて「安倍晋三器論」について討論会を放映しました。あわせてご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2sGeW4TXpMg
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コメント
安倍晋三器論は正しい認識だと思うし、藤井先生の活動には頭の下がる思いだが、上記の「左翼は嫌いだから安倍を批判する」というのは左派の言論をあまりに軽んじている。
左派の言論の中には特に安倍の幼稚な人間性について鋭く見抜いて指摘していたものが数多くあった。
第一次安倍政権、安倍は無責任にも政権を放り出し、しかも批判を避ける為に難病のせいにした。潰瘍性大腸炎とのことだが、会食で彼が脂っこいものを連日食べているのを考えれば本当は単なるストレス性胃腸炎だったのだろう。その証拠に彼は潰瘍性大腸炎が「完治した」と言っているが、この難病は現代医療では未だ完治できないのだから最初から難病にかかっている事自体が嘘だったと考えるのが自然だ。
この現象は豪雨被災地の慰問でも起きて、安倍は慰問を途中で放り出し、股関節周囲炎だと怪我のせいにして逃げた。
何か嫌なこと、都合の悪いことがあれば無責任に逃げるし、保身の為なら平気で嘘を吐くのが安倍の幼稚な人間性なのだ。そんな無責任な嘘つきが財務省や米国など強大な勢力とまともに対峙できるはずがない。せいぜい既に弱体化している左派や韓国など弱いもの虐めをするくらいが関の山だ。
左派による安倍の人間性に関する正しい指摘も、左翼の戯言と相手にせず流していたのが保守の誤りだ。今ごろになって騙されたと言っても遅い。安倍政権を論じるより前に、「なぜ保守の人間は人を見る目が欠けているのか」を論じる方が先だろう。
魑魅魍魎の政界を牛耳るには事情があると信じ、そのうち保守に戻ると淡い希望を安倍晋三に繋いでいました。他に人物がいないし・・・。 しかし、村山談話踏襲、カジノ法や移民法や消費増税などを見るに至り、切れました。 安倍晋三=空虚な器論、納得です。
日本を救うには言論空間を正すのが前提だとの考えで、令和ピボットは活動開始されたと思いますが、そのうち政党化を目指して欲しいと思います。
「空虚な器」に真正保守を捻じ込めればその必要は無いかもしれませんが、別の器=真正保守政党を作った方が確実ではないでしょうか? でなければクーデーターしかないように思います。それだけ深刻では。
とはいえ、保守の種類・バリエーションは多く、また、保守人士は唯我独尊でまとめるのは至難の様です。 稚拙な失敗例を http://sshsp.blog.fc2.com/ に示します。
安倍がヘイトスピーチ解消法を作った時に
安倍は売国奴だと判断しなければいけなかったのです。
私がチャンネル桜で去年安倍を批判したら、水島さんから
排除され、いまだにシャドーバンされています。
水島さんは最近まで安倍を擁護していました。
このことが日本を安倍が滅ぼし続けた原因の一つである
ことを水島さんは理解して、日本に対して謝らなければ
いけません。
もちろん悪いのは安倍です。安倍を排除しなければ
日本は滅びの道を突き進みます。安倍はハリガネムシに
寄生されたカマキリです。日本を自殺に導きます。
心情お察し致します。
私の場合、実際に当人の前で批判、要望、提案をしてきたのですが、
水島代表本人はともかく、側近の連中にスパイと思われているようで、
遠ざけられてしまいます。
この夏に、銀座で桜の収支報告を兼ねた宴会が行われました。
参加者との歓談中、私が水島代表に「暑苦しく」語りかけると、
ヤバい奴と察知した側近の男性がすかさず、
「社長~、永山さんが今喋っているから、ちょっと行ってあげてぇ」
などと助け船を出してきました。
これ以上私に絡まれないように、
さり気なく引き離す連携プレーを見せ付けられて、啞然としました。
2千人委員会も伸びず、風前の灯火と化している桜は、
組織防衛が最優先と化しているようで、お寂しいかぎりです。
若い人の意見やアイデアを賜りたいと北海道チャンネルで発言しながら、
いざ意見すると、周囲がやんわり止めに入る。無念です。
桜に妨害が多いことも確かで、警戒するのも理解はできますが、
民主党政権時に自民の政権返り咲きプロパガンダに利用され、
今やお払い箱とされている姿は見るに忍びないです。
あの当時、偉そうに愛国ぶっていた自民党の議員連中は、
もはや誰ひとりとして、桜の討論に出てこられません。
杉田水脈の経済勉強会参加詐欺、山田宏の尊皇詐欺、西田のヘイト法、
城内実などは一切姿を見せません。
安藤議員や長尾も消極的自民支持に留めさせるガス抜き要員に違いなく、
何もかも自民の思惑通りなんですよね。
ただ、何よりも情けないのが抗おうとしない我々草莽だと思うのです。
自民が売国法を量産する間に、旧たちあがれ日本の議員・候補者等に
どれだけ後押しが出来たか?
あの中山恭子夫妻などは、14年の増税に賛成していたような人ですからね。
TPPにも反対していませんでした。
片山虎などは、貧乏人世代などすぐに(死に絶えて)いなくなると発言しています。
自民に危険性を感じた人たちでさえ、どこか経済を甘く見ていて、
彼らに経世済民を徹底させられなかった罪があります。
靖国行って、南京と慰安婦語れば愛国。
そんな選定基準の人が本当に多かったです。
そして泡沫政党として消滅寸前になって、突然国民経済を語り出し、
藤井先生と対談などし始めて、案の定、日本のこころ政党は崩壊しました。
赤尾由美さんぐらいでしょうか、
郵政の反省や小泉の危険性、移民の恐怖を拡散していたのは。
自民の票を明確に奪う「反グローバル・反緊縮」の政党どころか、
候補者ひとりすら、国政に押し上げてこなかった私たちにも責任があります。
保守論壇の人たちも、ネット上で安倍支持を宣っていた一般人も、
揃いも揃って自分だけは無罪放免にしてしまいます。
少なくとも矮小化しようとする。
誰も謝らない、反省しない。これでは一歩も前に進めないのも当然でしょうね。
人の感性はバラバラですな…
私から見れば藤井氏が内閣参謀を勤めながら内閣がどれ程無能かを内側から暴露していたように見えていたけどねw アホボン(安倍)をこっちに向かせる努力はしたけど肝心の世間が向かなかった。それだけ。
一つ残念なのは石にかじりついてでも参与しながら今の様に解りやすく内閣批判をして欲しかったかな。そしたらバカ国民にも理解できたやろうにw
安倍と鳩山は同じよ。千と千尋で言えば「顔無し」
顔無しを巨大化させるのは国民。金融緩和の泡銭で踊らされていたでしょw
安倍、そして日本国民は幼稚すぎる。
言い訳大好き無能な学者先生の反省文は当然載ってるんですよね?
わけのわかんねえ閑職についてたときはさんざん安倍の擁護みたいな駄文ばかり書いて長期政権化に一役買ってるというのに
って、先生曰くあのわけのわかんねえクソみたいな閑職は何の権限もない無駄な役職なんでしたっけw(そんなのにどれだけしがみついて時間を無駄にしたんだか)
だから自分は無罪って言い訳でも載ってんのか?w
あんたも令和ピポット(笑)の相方も自分の過去を反省することができないねえ
安倍信者か
ここは、知的な保守が来る場所で、バカウヨが来る場所ではないよ
藤井氏は、長年政権内で緊縮財政派や消費税増税派と戦ってこられた
それは、藤井氏の内閣官房参与を辞める時に自身述べられているし、氏の著書「令和日本・再生計画」を読めば分かることさ
そして、藤井氏は、言論活動に今度は力を尽くすべく、頑張ってらっしゃるのさ
藤井氏の言論活動でも力を入れておられるのが、消費税増税反対だが、消費税増税した安倍は、その一方で、法人税率を下げている
これは、財務省が公開している、それぞれの税率の推移を見れば一目で分かる事実
社会保障費になど、現実には使われていないのだ
そして、消費税を減税し、法人税を増税せよと言うと、なぜか共産党などと安倍信者から罵声が飛んでくる
実際のところ、法人税率を国際競争力の名の下に下げた結果、それは日本企業の発展ではなく、ただの堕落を招き、韓国や中国の企業にも遅れを取ることとなった
これも事実だよな?(笑)
とにかく、消費税増税、あるいは消費税を課すこと自体が、個人消費を下げ、景気を悪化させるという事実を直視せよ
法人税率も上げれば、課税で持っていかれるのは企業も嫌だから、技術開発投資や社員の給与に還元することだろう
まぁ、株主への配当に回すかも知れないがな
わたしは、クライテリオンを時々しか購入していないが、購入した号は隅々まで熟読しているよ
バカウヨじゃ意味も理解できないだろうがな
少しは、MMTでも勉強してみたらどうかね?
こんなところまで、遠征してきて、ただの罵声を浴びせるひまがあるのならばな
遅れを取る→後れを取るが正解です。もっと国語力を高めましょう。