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【保守放談】英国に見る国家儀礼の力

啓文社(編集用)

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皆さんこんにちは。
表現者クライテリオン編集部です。

今回は『表現者クライテリオン』2022年11月号より「保守放談」をお届けいたします。

英国に見る国家儀礼の力

 国家の儀礼には、その国の歴史が現れる。英国エリザベス女王の葬儀で印象的だったのは、軍と宗教の圧倒的な権威であった。男性王族は軍服に身を包み、棺を守って行進していた。本葬を取り仕切るのは国教会の大主教で、賛美歌が教会の大空間を満たしていた。国家の最上位の儀式を執り行うのは軍(剣)であり教会(聖書)である。この原則は、どんなに時代が進んでも揺るぎないものと見えた。

 英国の王と比べるべきは天皇なので、安倍元首相の国葬を同列に論じるべきではない。それをわかった上でもなお、気になったのは日本の国家儀式における習俗の希薄さである。千鳥ヶ淵の戦没者追悼式と同様、宗教色をできるだけ消した式典だったが、人工的な印象が拭えなかった。もちろんどんな儀式も人工的に発明されたものだが、それを「自然」に思わせるのが歴史の力である。その点、戦後で歴史が断絶してしまった日本政府は、いまだ公的儀式の正しい形を見いだせていないということなのだろう。

 

 

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