『表現者criterion』メールマガジン

【藤井聡】クロちゃんが脳溢血になる前に、日本を救え! ~今求められる「マスター・ナラティブ」の争奪戦~

From 藤井 聡(表現者criterion編集長・京都大学教授) 

当方は、大学教授や学者の立場で、この度、
『10%消費税が日本経済を破壊する』
http://ur0.biz/MCc2
を出版しました。そして、編集長の立場で、編集部の皆さんと一緒に
『ネオリベ国家ニッポン』
https://the-criterion.jp/backnumber/81_201811/
を特集する表現者クライテリオンを発行いたしました。

こうした本や雑誌を出しているのは偏に、
今の日本で何よりも重要なのは、
  『情報戦争』
であると考えているからに他なりません。
https://38news.jp/economy/12562

増税をすれば、貧困と格差が拡大し、
国力が毀損して、挙句に財政も悪化するのに、
増税の流れが世間にできてるのは―――

財務省財界をはじめとした、
消費増税で「得」をする特定の集団の一部が、
「増税を巡る真実」を「隠ぺい」して、
「デマ」を流布させようとする
「情報戦争」を意図的に展開しているからです。

同様に、新自由主義(ネオリベ)が流布されれば、
上記の「消費増税」のみならず、
「移民政策」が推進され、
水道・電力・空港などの公的事業が全て「民営化」され、
その結果、やはり、国民の貧困化と格差が拡大し、
様々な公共サービスレベルが低下するにもかかわらず、
ここまで激しく移民政策や民営化が進められているのは―――

多国籍企業財務省等
新自由主義(ネオリベ)で得をする特定の集団の一部が、
やはり、「ネオリベを巡る真実」を「隠ぺい」しつつ、
「デマ」を流布させようとする
「情報戦争」を意図的に展開しているからです。

こうした「情報戦争」によって、
日本が被害を受け続けている以上、
日本を守るためには、好むと好まざるとにかかわらず、
「情報戦争」に参画する他ないわけです。

ただし、その情報戦争は、
一体何を「奪い合おう」としているのかと言えば・・・
それは、「世間を支配している物語」
つまり、社会科学の分野で、
「マスター・ナラティブ」あるいは「ドミナントストーリー」
と呼ばれるものです。

つまり、その情報戦は、
マスター・ナラティブ/ドミナントストーリーを巡る
争奪戦なのです。

今、世間を支配するマスターナラティブ/ドミナントストーリーは、

「国の借金があって大変ダ―! だから増税もしかたない!!」
「日本は古いから閉塞してる! だから改革が必要ダ―!!」
「行政は不効率! だから、民営化が必要ダ―!!」

というもの。

実に多くの学者やコメンテーター、ジャーナリスト、
そして、小泉元首相から始まる数多くの政治家達が、
こうした陳腐極まりない物語が正しいと「思い込んで」います。

だから、こうした「思い込み」や「物語」があれば、
必然的に、消費増税が進められ、
改革や民営化が断行されるわけです。

ですが、こうした物語や思い込みは、
完全に間違いです。
(※ 詳しくは下記の本や雑誌をご参照ください。
http://ur0.biz/MCc2
https://the-criterion.jp/backnumber/81_201811/

事実、そんな事言ってるから、
「増税して、景気が悪くなって、借金が増えてる」
のだし、
「民営化・改革して、不効率になって、閉塞してる」
のです。

こないだYouTubeで、お笑い芸人のクロちゃんってのが、
「血糖値が高いから、もうじき死ぬぞ!」
と医師団に真剣に指摘されまくってるのに、

「ソバやパスタは、ダイエットに良いしんっ!」

とか何とか言って、ズルズル食いまくった結果、
血糖値が300超えて、マジで死にそうになってる、
っていう番組を見ましたが、
今の日本は、そんなクロちゃん級にバカなわけです。

「クロちゃん」なら、どんだけバカでも、
涙流しながら大笑いしてるだけで、まぁ、いいのですが、
「ニッポン」なら、そういうわけには行きません。

だからやっぱ、お医者さん達が皆、

「あのね、クロちゃん。おソバもパスタも、
糖質だから、血糖値上がっちゃうのよ」

と教えたくなるように、真実を知る学者達は皆、

「あのね、増税とか改革とかやってたら、
ニッポンは疲弊して、皆貧乏になって、衰退するのよ」

と教えてあげたくなるわけです。

でも、どれだけクロちゃんにそう言っても、
クロちゃんは麺類好きだから、
全然言うことを聞いてくれない―――。

それと同じように、今のニッポンも、増税や改革で
得する財務省や多国籍企業が多いものだから、
全然言うことを聞いてくれない―――

という構図にあるわけです。

マスターナラティブ/ドミナントストーリーは
かくも強力なり―――という話なわけですが、
いずれにしても、
今やもう、クロちゃんが脳溢血で倒れるのが早いか、
日本がデフレや改革や移民で自滅するのが早いか――
という状況になってるわけです。

が、とりあえず、クロちゃんの事はさておいて、
日本人としては、何とか、
日本がつぶれるのだけは何とかしたい――
というのが、筆者の思いです。

ちなみにクロちゃんについては、
ある番組が強制教育入院させて
「正しい知識」を教えてあげたそうです。

なかなかすさまじい解決策ですが、
ニッポンの政治家や官僚達を
「強制教育入院」させるのは基本、不可能-――
ということで、まずは、本や雑誌を書いて、
一人でも多くの皆さんに読んでもらおうと
考えているわけです。

もしも、日本の政治家や官僚が、
クロちゃんよりも少しでも賢明であれば、
こうした努力を重ねるだけでも、
彼らのマスターナラティブ/ドミナントストーリーが転換し、
日本が救われることもある―――のかもしれません。

曲がりなりにも官僚や政治家なわけですから、
クロちゃんよりは多少は賢明な可能性も幾分ある
でしょうから、当方としては是非とも、
その可能性にかけたいと思っているわけです。

ついては、
クロちゃんが脳溢血で倒れる前日本を救うために、
まずは学者として「正しい」を考える知識をまとめた、
下記の本と雑誌を、
一人でも多くの国民の皆様に
お読みいただきたいと思っております。

 増税について:http://ur0.biz/MCc2
 ネオリベについて:https://the-criterion.jp/backnumber/81_201811/

何卒、よろしくお願いいたします。

追伸:もちろん、クロちゃんも、
もうこれ以上、変なウソをつくのを辞めて、
清くは無くてもいいので、
もう少し正しく生活してもらいたいと思います。

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