今週の雑談#115|【施光恒×浜崎洋介×大場一央×辻田真佐憲】寛容という暴力(後編)

施光恒

施光恒 (九州大学大学院教授)

 

皆さん、こんにちは。
『表現者クライテリオン』事務局です。

今回の「今週の雑談115」は、前回に引き続き、最新号の特集座談会の様子をお届けします。参加者は、施光恒先生、浜崎洋介先生、大場一央先生、そして辻田真佐憲先生の4名です。

▼前編(今週の雑談114)をご覧になっていない方はこちらから
https://the-criterion.jp/mail-magazine/114/

特集座談会:『寛容』という暴力(後編)
――棲み分けと互恵的ナショナリズムのすすめ

後半となる今回は、「文化と宗教」というテーマからスタート。日本人の生活と倫理がいかに自然生成されてきたのか、そして儒教の日本化の過程などを紐解きながら、現代の「抽象的個人」や「経済人という観念」の危うさを指摘します。

さらに議論は、移民や多文化共生の問題へと展開。日本人を加害者にしないための「小さな地獄と大きな地獄」という視点や、制度論より文化論を重んじる姿勢から、「棲み分け型多文化共生社会」や「互恵的ナショナリズム」という、これからの日本が目指すべき具体的な針路が示されます。「抵抗としての保守」のその先を見据える内容となっております。

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表現者クライテリオン 2026年9月号

【特集】「寛容」という暴力
〜あるいは健全な自文化中心主義エスノセントリズムの擁護〜

【主な議論のポイント】

●宗教・文化と日本人の倫理
・文化と宗教/生活文化を超えた宗教の不在
・日本人の生活と倫理の自然生成
・中華帝国の礼と広がり/儒教の日本化
・暗黙の倫理観/生活文化の規範

●抽象的個人と「棲み分け」の知恵
・抽象的個人と無限のイデオロギー/経済人という観念
・差別の擁護/渡来人の同化とキリスト教の例
・自国文化の擁護がお互いの幸福に/小さな地獄と大きな地獄
・日本人を加害者にしないために/制度論より文化論を
・小さな社会/東京対地方

●互恵的ナショナリズムとこれからの日本
・日本人の作り方/民族自決を再考せよ
・互恵的ナショナリズムのすすめ/棲み分け型多文化共生社会を目指せ
・グローバル化ではなく国際化/記号化された日本が捨ててきたもの
・さらばするべきこと/抵抗としての保守の先に
・アニメの中に見る日本/そのところを得ること/日本の規準を問い直す

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