
第6回 表現者塾 埼玉支部学習会
講師:柴山 桂太 (経済思想家/ 京都大学准教授)
『表現者クライテリオン』は、イノベーション(技術革新)を無条件に礼賛する世論に対して、保守の立場から一貫して警鐘を鳴らしてきました。それは、技術革新が、家族や伝統的な地域共同体の絆を、カール・ポランニーのいう「悪魔の挽き臼」によって破壊してしまうことを警戒しているからに他なりません。
しかしながら、資本主義を基礎として現代社会が成立していることもまた事実です。だからこそ、不可避的に生み出される技術革新がもたらす過度な効率化や新しさと、長い歴史のなかで育まれてきた共同体の習慣(エートス)が形づくってきた倫理や社会規範(エシックス)をどのように折り合わせ、社会全体としての均衡を保っていくのかを、我々は考えていかなければなりません。
日本経済の再生には、積極的な財政出動や持続的な経済成長が重要です。しかし、その成長の中身は、単なる効率や利益の追求ではなく、職人精神に通じる地に足の着いた実直さや誠実さ、手仕事の延長にある生活実感に根ざしたものであるべきです。
本誌でも宮大工との対談を行われ、また、一流の職人を父に持つ柴山桂太先生とともに、日本経済の再生はいかにあるべきかを語り合い、皆様とともに考えてみたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
※定員(20名)に達し次第、受付を終了いたします。お早めにお申し込みください。
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